「また会いたい」と思われる人

2月2日

 こんにちは。

 今回は、鹿島しのぶ氏著の『「また会いたい」と思われる人』と言う本を紹介したいと思います。本書では、接遇のプロが教える人間関係のコツを学ぶことができます。また会いたいと、思われる人にはいくつかの共通点があるようです。「相手に嫌われないようにする」のではなく、「相手に好かれる」ためには、相手の意見を尊重することでも、相手のために尽くすことでも、自分を犠牲にすることでもありません。その答えは、この本を読めばきっとわかります。是非、この本を手に取ってもらい、「人に好かれる」ための絶対ルールを知ってもらいたいです。

 

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目次

第一章 ここで「気を使う」

第二章 ここで「嫌われない」

第三章 ここで「喜ばせる」

第四章 ここで「アピールする」

第五章 ここで「信頼される」

 

 

第一章 ここで「気を使う」

 まず初めに、気配りの基本として自分からまず動くということが挙げられています。仕事ができる人成功している人を思い浮かべた時共通しているのがフィットはフットワークの良さであるように思います。例えばエレベーターに乗るときドアを押さえて私を先に通し自分が乗るやいなや、行き先階のボタンを押し、一緒にエレベーターに乗っている知らない方への気配りも忘れない。またカフェに入ればすぐに席を見つけいち早く私を上席に案内しメニューを開私が飲み物を決めるとすかさずタイミングよくウェイターを呼び止めて注文する。このように先読みをして周りのことがよく見え気配りができるように、どんな些細な事にも気を抜かずすぐに動く努力をしていると、周りから信頼を獲得することができ大きなプロジェクトを任されるまでに成長することができるものです。

  その他にも様々な気を使うポイントが存在する。ここではそのポイントを箇条書きにしていこうと思います。

 

1. コミュニケーションの第一歩として「相手の表情をよく見ること」

 相手の表情をよく見ることでその人のささいな変化に気づくことができそれが会話の種になりコミニケーションの輪が広がるでしょう。

 

2. 好感度の上げ方として「ノリの合う人と思わせること」

また、好かれる人の絶対条件として「第一印象を良くすることも」忘れてはいけません。第一印象を良くすることとして、まずは、元気な挨拶を毎日続けることから始めましょう。小さなことの積み重ねで、信頼を獲得することはできます。

 

3. 接客の盲点である「忘れ際をあなどらないこと」

忘れがちになるのですが、別れ際はとても大切です。仕事の場はもちろんなのですが、大切なのはそこばかりではありません。友達同士でも、仲が良ければ言うほど別れ際の余韻を大切にしたいものです。

 

特に男性は女性に対しても気を配って欲しいです。

「じゃあまたね」と言って別れた後女性が振り返ると、相手もこちらを振り返っている。もう一回と思って振り向くとやっぱり向こうもこっちを見ている。そんなことがあると女性は心が通い合っていると思い、「やっぱりこの人のことが好きだわ」と言う気持ちが高まるものです。逆に、自分がふと振り返った瞬間に相手が背を向けてさっさと立ち去っていくのを見ると、別に何でもないことなのだわと分かっていてもちょっと寂しい気持ちになってしまいます。そんなふうに、女心と言うのは絶妙なことも男性陣には、ぜひ覚えていてほしいものです。

 

第二章 ここで「嫌われない」

 第二章では、ちょっとしたことで差がつく、その人の好感度を上げるポイントを紹介したいと思います。

 まず大前提として、下品な言葉を口にしないということです。言葉遣いはその人の心を表すものといってもおかしくありません。女性がきれいな言葉遣いをしていると好感を持たれ、男性が丁寧な言葉遣いをしていると知性を感じられます。きちんとした言葉遣いをしていると相手を心地よくさせ、しっかりしている人だと思ってもらえます。そして、また会いたいと思ってもらえます。そうすれば、人間関係も仕事も人生も好転していくでしょう。

 

その他のポイントとして 

1「清潔感のある人になる」

2「相手の肩書を尊重する」

相手を立てること、尊重すること、敬意を払うこととただ単におべっかを使う事は次元が異なります。

 例えば、肩書のある人には媚びへつらった態度を示すのに、肩書のない人には横暴な態度をとったり、軽く見たりする。言うまでもなく、そんな人にはまた会いたいとは、決して思いません。人はは軽んじられたと思うと悔しくて、意外といつまでも覚えているものです。軽率な態度が恨みを買うことになりかねないのです。肩書があるなしにかかわらず、きちんと人としてのお付き合いをしていくことが信用につながるのです。

 

3. 相手の話を最後まで聞く

 人の話を最後まで聞く事は、相手を尊重していることを示す基本中の基本です。だからこそら相手の話を最後まで聞く人は本当に人に好かれます。そして信頼されます。また相手の話を聞く時、集中して聞くことが大切です。でないと大切な情報を聞き逃してしまうかもしれないからです。

 

4. 価値観の違いを受け入れること

 人の生き方は実に様々で、その生き方を決めている大きな要素の1つが価値観です。そして、時として、お互いの価値観が大きくぶつかり対立することもあります。ですが、その時、相手の価値観を大切にできるかどうかが大きな分かれ道になります。実際、自分と価値観がぴったり合う人を見つけるなんて「幸せの青い鳥」を探すようなものです。なので、自分の方から踏み込んで、相手のことを知る努力をして、少しでも価値観の合う人を探す。あるいは、自分の方からいろいろな人の価値観に合わせていく努力をする方が、現実的だし合理的だと思います。

 そのためには、相手の価値観を受け入れるだけの、心の柔らかさが必要ですし、相手に寄り添ったり、共感したりする、心の広さが必要です。多くの人と良好な人間関係を築きたければ、価値観は、皆それぞれ違うもの、多少でも合うところがあればいいなと思うべきなのです。

 

5. ポジティブオーラを放つこと

 人は、ネガティブな人より「幸せオーラ」を持っているポジティブな人のほうに集まってきます。そして、その人がポジティブかネガティブかを判断する大きなポイントの1つが「言い訳が多いか少ないか」です。

 言い訳が多い人は、ある意味「真面目」で慎重なのかもしれませんが、そんな人と一緒にいたいとはなかなか思えないものです。真面目であることも大切ですが、真面目なだけでは魅力も実力も磨かれないのです。どこか楽観的で抜けたところがある人、失敗しても言い訳をせずにチャレンジしていく人には、魅力を感じます。そしてまた会いたい、一緒にいたい、ついて行きたいと思うものでしょう。

 

第三章 ここで「喜ばせる」

 相手を喜ばせる好意の示し方として、「相手が好きなことを覚えておく」事は大きなポイントです。相手の好きなことを覚えているという事は、相手に対するさりげない気遣いでもあり、相手への関心の高さをアピールすることにもつながります。そしてこういう気遣いのできる人は人を惹きつけるオーラを放つようになっていくのです。

 

その他のポイントとして

1. 「相手の言葉1つひとつに反応すること」

 例えば、自分が誰かに話しているときに、話を聞いている側が、うなずいてくれたり目を輝かせてくれたりすると、「この人たちにもっと聞いてもらいたい」と思ってくるものです。つまり、相手の言葉ひとつひとつに反応することで、楽しそうに人の話を聞いているように見え、会話を盛り上げることができます。要するに、「相手を乗せている」のです。もちろん、実際に興味がある話題を楽しんで聞けるのが1番ですが、仕事の場では、興味がなくても、楽しんで聞いているように見せなければなりません。そういう意味では相手をよいしょするのですが、そうしたきっかけづくりは、結果的に話が弾みお互いの人となりが分かり、距離が縮まり、「この人にもっと話を聞いてもらいたい、また会いたい」となるのではないでしょうか。

 

2. 人に可愛がられる人になるために「人のアドバイス通りにやってみること」

 ある程度の年齢になると経験が邪魔をして人の言うことを聞けなくなることがあります。しかし、成功したいのであれば、先輩や上司、成功している人の言葉には素直に耳を傾けるべきです。素直にアドバイス通り動いてみる姿勢を心がけましょう。そして自ら経験を積みながら、自分なりの成功の方程式を作り上げていけばいいのです。また自分を慕ってくれて、アドバイスを素直に聞く後輩はかわいいものですし、何か失敗したとしても大目に見てやりたくなるのが人情です。また、新たな仕事に取り掛かるときには、チャンスを与えてやろうと言う気持ちにもなります。だから、素直な人は仕事も人生も好転していくのです。

 

3. 「場を和ませる自虐ネタを持つこと」

 色々な人と、素敵なコミュニケーションを築いていく上で、ユーモアはとても大切な要素です。ちょっとした冗談で、その場を明るくしてくれる人には、誰でも「また会いたいな」と思うものでしょう。それは、心が軽くなって「その場にいてよかった楽しかったな」と言う気分になれるからです。ユーモアが役立つのは、プライベートだけではなく、ビジネスシーンでも同じです。場がピリつくようなビジネスシーンで置いて、みんなの心をフッと和ませ、会話が回り始めるきっかけを作ってくれるのが、冗談でありユーモアです。そしてその場にぴったりくるのが「自分をいじる冗談」です。自分を下げるか、逆に相手を立てた冗談をすることで、誰も傷つかず、相手の気持ちをほぐし、和やかな雰囲気を生み出すことがきます。

 

第四章 ここで「アピールする」

 できる人の共通点として「お礼が早いこと」が挙げられる。人気のある政治家の共通点、そして「あの人はできる」と言われる営業パーソンは、例外なく「お礼が早い」ようです。お礼の言葉を受け取って、悪い印象を抱く人なんていません。それどころか、「こんなに早くお礼を伝えてくれるなんてよくできた人だな。信頼できそうだな。今度の交渉はなんとなくうまくいきそうだな」とプラスの感情を持つでしょう。 相手に対して、私は、「あなたに好印象を持っているんですよ」ということをお礼を通して、きちんと伝えてほしいものです。そして、相手に言う印象を持ってもらえると、何かあったときに思わぬ形で助けてもらえたりすることが少なくないのです。

 

その他のポイントとして

1. 「助けてと言える人になること」「甘え上手になること」

 自分1人では、何もできないと言う事は誰でもわかっているでしょう。ただ、頭の中で理解をしていても、プライドが邪魔をして、素直に助けてくださいと言えない人が結構いるようです。でも、考えてみてください。あなたは誰かに「助けてください」と言われて嫌な気分になりますか?確かに、「ちょっと面倒だな」と瞬間的に思うかもしれません。しかし、大抵の人は「自分を頼られているんだな」とか、「よし、何とかしてあげよう」と感じるはずです。誰かから何かを頼まれれば、「自分を認めてくれたんだ」「この人のために何とかしてあげよう」と思うものです。

責任のある立場の人こそ、「助けてください」と言う気持ちで、同僚や部下に接することが大切です。「みんなお互い様だ」と言う意識を持っている人の周りには、自然と人が集まってくるように思います。

 

2. 「夢や目標を公言しておくこと」

 チャンスを掴むには、自分のやりたいことを見定めて、そこに向かってまっしぐらに突き進むことが大切です。信念を持って、迷わず突き進む力を持っている人の周りには、必ず見てくれている人、認めてくれる人がいます。なぜなら、輝いているからです。プラスのオーラを放っているからです。

そして、そのオーラを放つためには、自分の目標を居続けること。そして人が見ている見ていないにかかわらず、努力を惜しまないこと。日々の積み重が自らのオーラを生み出し、運をつかむ大きな要素となるのです。

 

3. 「たくさんの本を読むこと」 

 幅広い知識がある人は素敵ですよね。人間的に余裕があるというか、ゆとりがあるというか、人としての大きさを感じます。私自身も、知らないことがたくさんあります。少しでも教養身に付けたいと感じています。そんな知識欲を満たすためには、まずは、本をたくさん読むことそれに尽きるのではないでしょうか。教養がある人のお話を聞くだけで自分自身の成長につながりますし、話を聞いているだけで心が豊かになります。そんな人に近づくためにも自分の興味がある分野だけではなく自分の生活の範囲外から離れた分野に手を出すのも面白いのかもしれません。

 

4. 「誠実、にでも対等に接すること」

 最近の若い人は、「浮くこと」を避ける傾向が強いと感じます。しかし、どこかで毅然とした自分を出していかなければ、信頼されることもなければ、責任のある地位に就くこともできないでしょう。そこで紹介したいのが「アサーティブ」と言うコミニケーションの方法です。

 アサーティブな態度とは、自分のことも大切に考えるが、同じように相手も大切にできる態度で、「率直」「誠実」「対等」「自己責任」を根底に置いたもので、自分の意見を主張しながら相手の主張も尊重することです。また、アサーティブを実現するためには自信を強く持つ必要があります。人の意見をしっかり聞きつつ、確固たる自信自分の信念を示せてこそ、周囲の人を安心させ、この人について行こうと思わせることができるのです。また、アサーティブを実現するためには、自信を強く持つ必要があります。人の意見をしっかり聞きつつ、確固たる自分の信念を示せてこそ、周囲の人を安心させ、「この人について行こう」と思わせることができるのです。やはり、自分に確固たる自信を持っている人、目的意識がある人、そして、その目的に向かって努力をしている人は、多くの人の心を惹きつけるのです。

 

 第五章 ここで「信頼される」

 どんな世界でも、どんな人でも、「約束を必ず守る」という事は何よりも大切です。また、絶対に人を待たせない、ということも、信頼されるために必要なポイントです。当たり前のことかもしれませんが、このような当たり前のことをしっかりと行うことが、信頼を獲得するために必要な最低限の基礎です。

 

結論として、

人として1番大切なこと、

「また会いたい」と思われるためには、

「努力し続けること」です。

 

 引き受けた事は必ず最後までやり通す。与えられた務めをきちんと果たす。頼まれた事はしっかりとやる。約束は絶対守る。どれも当たり前のことかもしれません。でも、それを完璧に実践するのはなかなか大変なことでしょう。

 

 それでも、努力を続けるべきです。たとえ、それを完璧に果たすことができなくても、努力する姿を見ている人が必ずいます。それは上司かもしれませんし、部下かもしれません。誰だろうと「あなたを見ている人が、あなたへの評価を決定づける」ことになります。

 

「また会いたい」と思われる人は、自分を信じ、相手を信じられる人なのでしょう。

 

 

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謝辞

 今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。このサイトでは要約や著者が心に残った部分を述べているので、より理解を深めてもらうためにも、是非、本書を手に取ってもらえたら幸いです。閲覧ありがとうございました。

 

参考文献

鹿島しのぶ (2019年 株式会社三笠書房)『「また会いたい」と思われる人』

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